④NHKに苦情の電話をしました
10月17日(火)
NHK横浜放送局に今回の件についての事実確認および抗議をするため電話をかけました。
訪問員とのやりとりについては、下記の記事をご参照ください。動画も掲載しています。
証拠となる動画があることは、NHK側にはひとまず伝えないでおこうと思いました。というのも、ほとんどの方は突然今回のような違法訪問をされても動画の撮影をしていないと思われたからです。動画の存在を伝えていない状況で、NHKがきちんと誠実な対応をしてくれれば、少なくともNHKは信用できる企業だと思える訳ですが、証拠がないことをいいことにいい加減な対応をするのであれば、グッドスタッフ同様にNHKも悪質な企業だと言わざるをえません。その良い試金石になると思いました。
では、以下やりとりとなります。録音データをもとに会話を再現していますが、長時間に渡るやりとりのため、省略している箇所もあります(動画を掲載してもよいのですが、長時間ですし、個人情報が多分に含まれていますので、動画の掲載は見合わせます)。
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私:お伺いしたいことがあるのですが、先週の土曜日に詐欺みたいな訪問の方が来られて警察に相談しているのですが・・・
NHK:お客様のところにこちらのNHKの職員が伺ったということでしょうか?
私:それが名乗りもしなかったものでして、名刺は無理矢理もらわせて頂いたのですが・・・
NHK:それでは、その訪問に来た者の名前はわかりますでしょうか?
私:名前はわかるのですが、あまりに悪質な訪問員だったもので、NHKさんの訪問員の名前を騙っている場合は、その方にご迷惑をおかけしてしまうことになってしまいますので、名前はちょっと・・・。
NHK:それでしたら、担当者の者に代わりますので、お住まいの地域はどちらでございますか?
私:○○です。
NHK:○○ですと、かながわ西営業センターが担当になりますので、そちらにお電話を転送させて頂きますので、そのままお待ちください。
私:はい。わかりました。
NHK:NHKかながわ西営業センター○○と申します。訪問員が伺ったと聞いておりますが、その確認をしたいというお電話でよろしかったでしょうか?
私:そうですね。
NHK:もしよろしければ、お客様の状況を確認したいのでお名前を伺ってもよろしいでしょうか?
私:○○といいます。
NHK:ご本人さまでよろしいですか?
私:そうです。
NHK:○○さま、ご契約者の方ではございませんか?
私:はい、契約はしていないです。
NHK:では、ご住所からお伺いしてもよろしいでしょうか?
私:○○です。
NHK:かしこまりました。今、お調べしていますのでお待ちくださいませ。
私:はい。
NHK:確認できました。14日の土曜日に訪問した者の・・・ということでしょうか?
私:そうですね。私の認識ではその方が詐欺行為をしてきましたので、警察に相談しているところなのですが、NHKさんでなかったらご迷惑をおかけすることになるなと思いまして、確認をさせて頂いているという状況です。
NHK:かしこまりました。恐らくそうだろうなという者がお伺いしているようではございますが、そのとき身分証明書の提示はございませんでしたか?
私:本人からはなかったです。名刺は無理矢理いただきました。
NHK:その者のお名前をお伺いしてもよろしいですか?
私:○○です。株式会社グッドスタッフと書いてあります。
NHK:お時間は何時頃でしたか?
私:20時前ぐらいでした。
NHK:こちら確認できました。ありがとうございます。えっと、警察の方とご相談しているということでしたが、こちらから特に対応させて頂かなくてよろしいですか?
私:えっと、すいません。まず、NHKの委託先の訪問員だったということでよろしいのでしょうか?
NHK:はい、そうですね。今、私のほうでは具体的な状況わかりませんので、もしよろしければ本人から連絡させて頂くことも可能ですが。
私:本人からの連絡はやめてください。こっちはすごい怖い思いをしているので。
NHK:それでは、どのようにしたらよろしいでしょうか?
私:どのようにしたらって・・・。じゃあ、具体的な状況を伝えますので、訪問員に事実かどうか確認をとってもらえますか?
NHK:はい。では状況を伺わせて頂いてもよろしいでしょうか?
私:はい。まず日時は先ほどのとおりです。その日時に訪問員の方が来られ、全く名乗らず、とにかくサインしてくれということを言われました。契約内容についての説明もありませんでした。ちなみに、私は受信機は全く持っていません。
NHK:こちらから名乗るということはなかったですか?
私:全くなかったです。最後に警察を呼ばせて頂いたのですが、その際に逃げられましたので追いかけて名刺だけは頂きました。そこで初めてNHKということがわかりました。
NHK:あー・・・。
私:それで、私が受信機をもっていないということは訪問員に伝えたんです。そうすると、「受信機のない家にはそもそも伺っていない」と言われました。なので、まあ私の家に受信機があって、放送電波を受信しているということをその方は認識できるんでしょうね。
NHK:そうですね・・・。私もちょっとそれはご返答に困るのですが・・・。
私:とりあえず、その点は訪問員に確認していただけたらと思います。そもそも私の家には放送電波を受信できるものがないわけではありますけれども。
次にですね、モニターはありますかと聞かれたので、モニターはありますと答えました。そうすると、モニターがあれば契約しなければならないという風に訪問員の方は言われました。なので、私は「モニターでも契約が必要なんですか?受信機能がないんですよ?」と聞きましたけれども、「モニターがあれば契約義務があります。サインしてください。」と言われました。
NHK:あー、はい。
私:私の知る限り、そのような義務はないと思いますが、その点について訪問員に確認をお願いします。
NHK:わかりました。
私:私はモニターでは契約義務がないと思っていましたが、私が無知なだけで本当は契約の必要性があるのかもしれないと思い、調べるために、ひとまず契約書を置いて帰ってくれと言いました。そうすると訪問員の方は、「ダメです。困ります。」と言って、契約書を見せてもくれませんでした。その点についても確認をお願いします。
NHK:はい。
私:なので、契約書も見せてくれない、サインしろの一点張りでしたので、帰ってもらおうと思いました。それで、「明日また来てください」と私は言いました。しかし、訪問員の方は全く帰らずにどうしようもなかったので、警察に電話させて頂いたのですが、そのときに「私が申告をしなかったからいけない」という旨のことを言ってきました。
NHK:実際に警察の方と本人が・・・
私:いえ、警察に電話をした途端、訪問員の方は逃げられました。
NHK:では、本人と警察の方は話してはいないわけですね?
私:そうです。なので、そういうことを本人が言ったのかどうかということを確認してほしいというのと、私は実際に申告をしなければならないんですか?
NHK:・・・
私:私が何か申告する義務があって、それを怠っているというのであれば、その申告のやり方を教えて頂けますか?
NHK:はい・・・。かしこまりました。では、本人と確認するまえに、本日が訪問員の出社日かどうかまだ確認できていませんので、折り返し電話させて頂きます。その場合のご連絡先をお伺いしてもよろしいです。
私:XXX-XXXX-XXXXです。
NHK:こちらで確認するべき事項としては、受信機のない家には伺っていないという発言について、モニターがあれば契約しなければならないという発言について、契約書を見せずにその場で契約を強要したことについて、受信機がある場合に申告の義務があるかということについてですね。
私:いや、違いますよ。受信機がない場合に申告の義務があるかということです。私は受信機がないということは何度も伝えたわけです。それにも関わらず、「申告していないからいけない」と言われたわけで、それは受信機がないことを申告する必要があったと捉えるしかないですよね。
NHK:「受信機がない」という申告がなかったからということですね?
私:そうですね。そうとしか考えられないですよね。
NHK:私もちょっと・・・すいません。あれ、おかしいなとは思っていたんですが、大変失礼しました。
私:いえ。
NHK:では、今までの状況も含めて、一度本人ではない担当から電話させて頂いてよろしいでしょうか?
私:それはどこから電話がかかってくるんですかね?
NHK:これは・・・グッドスタッフの・・・
私:それはやめてください。本当に怖い思いをしているので。
NHK:本人ではなくてもですか?
私:本人ではなくても、まずはNHKさんを通してください。
NHK:かしこまりました。では、NHKの職員から電話させて頂きます。
私:お願いします。それで本人に確認する前にこういうことを聞くのもって感じなんですが、こういう訪問員みたいなやり方っていうのはNHKさんでは普通なんですか?
NHK:本来ですと本人の身分提示がまずあるべきだとは思うのですが・・・
私:まあ、それは常識的にそうですよね。モニターで契約させるとか、受信機のないことを申告させるとか、受信機の有無をそちらで把握しているとかっていうのは・・・。
NHK:すいません。初耳です。
私:初耳というか、そういう事実はあるんですか?
NHK:すいません。私、こちらで電話対応だけの者でして・・・
私:わかりました。では、折り返しの電話を待ちたいと思います。必ず今日中にご連絡ください。
NHK:かしこまりました。
私:では、失礼します。
NHK:失礼します。
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以上がNHKへの最初の電話のやりとりになります。
細かい部分で苦情を言いたいことはたくさんあったのですが、ひとまず、私が最も問題視した点だけを訪問員に事実確認するように伝えました。
最終的には、NHK職員と訪問員は私の家に来させるつもりでしたので、細かい部分はそのときに追求すればよいかなと思った次第です。
上記の会話を見て、みなさんどう思われたでしょうか?
もちろん、オペレーターの方は丁寧に対応をしてくださったとは思います。
しかし、これだけのことをやっておきながら、あまりに無責任、責任回避的な態度だったというのが私の印象です。
我々はグッドスタッフやその他の委託先企業と契約をするわけではありません。あくまでもNHKと契約をするわけです。その過程のなかで、今回のような犯罪行為があったわけですから、当然にしてその矢面にはNHKが立つべきです。
飲食店で食中毒があった際に被害者に対して、「その野菜は契約している農家が作った野菜ですから、その農家から謝罪の電話をさせますね」という飲食店があるのでしょうか?
メーカーの製品が部品の不良で事故を起こした際に被害者に対して、「その部品は下請けの企業が作ったものですから、下請けの企業から連絡させます」という企業があるのでしょうか。
どんな企業でも第一次的には最終製品・サービスを提供している企業が責任をとるものです。
今回の電話対応で、私の家に来た訪問員が実際にNHKからの訪問員だったという事実、そのNHKが実に無責任な態度だったということがわかりました。
動画の存在は伝えていない訳ですが、こんな企業だから事実をごまかした回答が返ってくるんだろうなと思いました。
次の記事では、NHKおよびグッドスタッフからの回答を載せたいと思います。